Tutti Lab

元シリコンバレー在住のおっさん技術者、モバイルVRアプリ開発に挑戦中

AWE2016で見つけたクールな技術

先日AWE2016というARのカンファレンス・展示会へ行ってきました。そこで見つけたSEEBRIGHT RIPPLEという端末が非常に面白かったので、紹介したいと思います。
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この端末、スマートフォンを差し込んで使うタイプのAR端末です。この端末、非常に安価($39.99)であり、各ニュース記事では、Google CardboardのAR版として取り上げられているようです。
専用のコンテンツアプリをスマホ上で起動し、本端末にスマホをセットして、端末下部分(アクリル?)を覗き込むと、立体視CG映像が目の前に現れます。私が体験したデモは、コースターの上に描かれた模様を認識し、その模様の上に太陽系が張り付いたように見える、というものでした。フレームレートが低くレイテンシーがかなりあったため、若干微妙な感じではありましたが(これはコンテンツの作りの問題かと思いますが)、それでも高々$40の端末で出来る体験としては充分と感じました。
詳しくは下記の動画をご参照ください。
arnews.tv

視野角は52度とのこと、最近の流行りのVR端末群と比べると見劣りしますが、デモで見た感じでは、それほど視野角の狭さは気になりませんでした。
こちらのサイトから既に購入可能(6月中に発送)のようです。が、私はBilling Addressの入力から先に進むことができませんでした。メールで問い合わせたものの、今の所回答は無しです。Checkout画面に描かれている電話番号や問い合わせのe-mailアドレスもなんだかおかしな感じなので、もしかするとまだこの購入用サイト、機能していないのかもしれません。
うまく購入できましたら、本端末でのARアプリ開発にもチャレンジしてみようと思っています。
(【6/21追記】本日再挑戦したところ、問題なく注文処理を行う事が出来ました。やはり購入サイトが機能していなかったようです)。