Tutti Lab

元シリコンバレー在住のおっさん技術者、モバイルVRアプリ開発に挑戦中

Google Cardboard的AR端末 Seebright Rippleが来ました(1)

以前ご紹介した、たった$39の、Google Cardboard的AR端末、Seebright Rippleが届きました。f:id:tuti107:20160629124500j:plain
開封すると、プラスチック等のパーツがたくさん。
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うーん、面倒くさそう。組立説明書は同梱されておりません。Seebright RippleのWEBサイトにある、組立説明の動画を見ながら組立ます。
本動画では簡単そうにどんどんと組み立てていきますが、実際はそう簡単にはいきません。特に手順5(レンズと鏡をセット)〜手順6(大きなひし形のパーツで全体を固定する)で、各パーツが思うように固定されず、かなり手間取りました。
ちなみに、組立説明の動画の「組立者」が手順5〜手順6で男性から女性に入れ替わります(自然にでは無く、一部手順をすっ飛ばして急に入れ替わります)。意図は謎ですが、きっと手順6で男性が手こずり、女性にバトンタッチしたのでしょう。
結局30分以上かかってしまいましたが、なんとか完成。
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透明なパーツが3つ残ってしまいました。組立説明の動画にも、これらパーツは登場しません。一体何に使用するのでしょうか?
また、手順6で力んでしまったせいで、パーツの一部が壊れてしまいました。ただ、特に無くても大きな影響はなさそうなので、とりあえず良しとします。
なお、この手順説明動画では、重要なステップが抜けております。パーツ群の左上二番目と三番目(鏡面のパーツ)には保護用のフィルムが貼り付けられており、これを剥がしてから組立る必要があります。組み立ててしまった後にこれを剥がすのは非常に困難です(左上二番目上のメガネ型のパーツはこのフィルムに気づき事前に剥がしたのですが、左上三番目の大きなパーツのフィルムには気付かず、完成後剥がす羽目になってしまいました。非常に剥がしづらかったです)。

アプリやSDKは未だ

現状、残念ながら端末が完成しても、利用できるコンテンツが一切ありません。近日中にアプリとSDKが公開される、とのこと(Seebright RippleのWEBサイトにて、アプリ公開のお知らせ設定、及び開発者登録が可能です)。
とりあえず手元のGoogle Cardboard用のコンテンツで試したところ、AR感(現実世界にCGが重畳している感覚)はないものの、現実世界とCardboardコンテンツの両方が見える感じは体験できました。どうやら組立は間違えていなかったようです。
アプリ・SDKが公開され次第、続報をお伝えしていきたいと思います。