ラズパイZero WでMovidius NCSを動かす
前回は、苦戦しながらもラズパイ3にUbuntuをインストールし、Movidiusを動かしました。
今回は、ラズパイ3ではなく、より安価・小型(でも非力)なラズパイZero Wで、Movidiusを動かしてみます。
なお、ラズパイZero Wはラズパイ2・3とARMアーキテクチャが異なるため、ラズパイZero W向けのUbuntuイメージは提供されておりません。
しかし、以下のサイトに記載の通り、Movidius向けのモデル生成にはUbuntuが必要だが、生成したモデルを利用してMovidiusを動かすだけであればRaspbianで問題ないとのこと。
flow-developers.hatenablog.com
このサイトはラズパイ2向けですが、基本ラズパイZero Wでも大差ないだろうと考え、試してみました。
結論から言うと、ラズパイZero Wでも一応動作しました。
手順
基本、上記サイトに記載の通りです。異なる点といえば、
- RASPBIAN STRETCH LITEを使用した
- 今回はUSBカメラを接続できなかったため、前回参考した手順サイトの「ねこの認識」で動作確認をした
ことくらいです。
ただ、一度Movidiusのデバイスが認識されず、ncs-fullcheckが失敗したことがあったのですが、その後なぜか、ncs-fullcheckを実行しても何も起こらなくなってしまいました。再度makeすることで治りましたが、原因はよくわかりません。